言葉:カズヒコ・クロード / 画像:うしのすけ・ジェミニ / 編集:カズヒコ・クロード
リトモコアは、コドモメディアリトモの取材ワークショップから生まれたWordpressプラグインです。(画像はリトモの仲間、小学校五年生のキクゾーとトルゾー)
役割とできること
リトモコアは、記事とその素材・編集の過程を、まるごと辿れる形で公開するための仕組みです。読者はまず記事を読み、疑問を持てば、その記事が何を根拠に、どう編集されて生まれたのかを一段ずつ遡ることができます。
なぜつくったか
SNSの時代、情報は「裏側を隠して盛る」「ドラマチックに書く」方向へ流れがちです。私たちは逆のことを試しています。記事は作り物である——その事実から出発し、作り方を検査できる状態にしておくこと。よく書けた記事が本当によく書けているのかを、事実との距離を含めて検証できるようにすること。それがこれからのメディアリテラシーだと考えています。
AIが記事を書くようになった現実の中でも、問われるのはAIが書いたかどうかではなく、その根拠が現実に繋がっているかどうかです。リトモコアは、その繋がりを示す方法を公開し、他の書き手も使える手法にすることを目指しています。
三つの原則
記事の下に、根拠・素材・編集の記録が層になって重なります。落とすことは自由でも、落としたことを記さないのは許されません。全部を見せるのではなく、遡れることを守ります。
そして、書く人と語る人を対等に置きます。観察した人・語った人の記録がそのまま公開層になり、記事にいつでも異議を述べる足場になります。書けない人が記事の起点になれる——この構造は、子どもや市民記者が、添削者なしに自分の記事を検証する訓練の場にもなります。
わかったこと
記事と素材を照合すると、見落としが次々にあらわれます。完全な一致には到達しません。だから、どこで止めるかを決めることも編集判断です。完璧を目指すのではなく、止めた地点を記しておく。所詮は作り物と言われることには、線を引く。その手前で、できるかぎり誠実であろうとしています。
しくみの全体像

リトモの説明
リトモは、パラスポーツを取材する子ども向けメディアです。障がいのある人のスポーツを応援する団体「パラフォト」の取材ワークショップから生まれました。
「ritomo=リトモ」は、イタリア語でリズムを意味する『ritmo』と、「友=トモ」を組み合わせて作った言葉です。スポーツや遊びに共通する軽やかなイメージと、仲間への思いをこめています。
ことばの意味
リトモ = リズム+友
コア = 核、中心