横浜国際プール 自主事業・教室・サービス一覧

横浜国際プール(WATER ARENA)では、指定管理者(横浜市スポーツ協会・コナミスポーツ・トーリツ共同事業体)のもと、子どもから高齢者、障害のある方まで、市民の多様なニーズに応える多種多様な自主事業や教室プログラムが展開されています。

本資料は、直近の公式事業報告書および収支決算書等の確定実績に基づき、同施設で実施されている「プールプログラム」「スポーツプログラム」「カルチャープログラム」「一時保育」「付帯サービス」を体系的に整理したマスターリストです。


1. 一時保育・子育て支援事業

子育て世代が安心して施設を利用し、健康づくりや習い事に取り組めるよう、以下のサポート体制が整えられています。

  • 一時保育「こくぷっこクラブ」:保護者がプール、トレーニングルーム、テニスコート、または各種定期・当日教室を利用する間、専任スタッフが子どもを預かる託児サービスを施設内で展開しています(事前予約制・有料)。
  • 子育て家庭応援事業「ハマハグ」協賛:横浜市の「ハマハグ」事業に協力し、託児の実施に加え、授乳室の提供、親子更衣室の貸出、更衣室内へのベビーシート設置などのサービスを一貫して提供しています。

2. プールプログラム(水泳・専門競技教室)

初心者から競技力向上、障害のある方向けの指導まで、可変床サブプールやダイビングプール、夏季メインプールを活用したラインナップです。

  • 子ども向け水泳定期指導:初期段階の「キンダー水泳」から、正しい泳法を学ぶ「児童水泳(Ⅰ・Ⅱ)」、泳力向上とタイム短縮を目指す「上級」まで段階別に開講しています。
  • 障がい児親子水泳教室:障害のある子どもと保護者を対象にした、専門のインストラクターによるインクルーシブ指導定期教室です。
  • 競技・専門種目教室:ダイビングプールでの「飛込み教室」、浮上や耳抜き技術を学ぶ「スキンダイビングトレーニング(初級〜上級)」、「スノーケリング」、表現技術を学ぶ「アーティスティックスイミング」等が開講されています。
  • 大人・シニア向け定期指導:「レディーススイミング」や「モーニングスイム」、浮力や水圧を活かして介護予防を図る「シニア水中健康教室」などが設定されています。
  • 当日参加プログラム(都度利用型):事前申込不要で参加できるアクアプログラム(アクアジョグ、アクアビクス、はじめてハイドロ、はじめてウォーキング等)が定期設定されています。
  • 記録会&泳力検定:利用者の練習成果を確認する場として指定管理者主催の「公認プール記録会」を実施するとともに、一般社団法人日本水泳連盟公認の「泳力検定」受検機会を提供しています。

3. スポーツプログラム(体育・フィットネス)

サブアリーナ、多目的ホール、屋外多目的コート等を活用し、陸上での多様な運動機会を提供しています。

  • 子ども向け定期教室:
    • プロスポーツ連携スクール(指定管理者自主事業枠):
      • バスケットボール教室:サブアリーナを会場とし、B.LEAGUE「横浜ビー・コルセアーズ」のアカデミーコーチが直接指導する定期スクール。
      • チアリーディング教室:多目的ホール等を会場とし、同球団公式チアリーダー「B-ROSE」インストラクターが直接指導する定期スクール(「チア・リトル」「チア・キッズ」「チア・ジュニア」のクラス編成)。
    • 各種スポーツ教室:サッカー教室(幼児・小学生各クラス)、ジュニアテニス、ジュニア体操(器械体操)、幼児・小学生バレエ、新体操、バレーボール教室など。
  • 大人・シニア向け定期教室:テニススクール(モーニング・ナイト等)、フラダンス、バドミントン、チェアピラティス(椅子座位運動)、気功太極拳など。
  • 当日受付プログラム(都度利用型):ZUMBA、多彩なヨガ(パワーヨガ、骨盤調整ヨガ、リフレッシュヨガ等)、ピラティス、ステップ運動、Playバスケ、フットサルタイムなど、都度払いで参加できるプログラムが設定されています。

4. カルチャープログラム(文化系・創作教室)

スポーツプログラム以外にも、会議室等を活用して多様な文化系講座が開講されています。

  • 子ども向けカルチャー:
    • 絵画造形教室:粘土・工作・絵画を通じて創作を行う定期教室および夏期集中講座(受講生の作品展示が館内で行われる実績あり)。
    • キッズ英語、こども将棋教室、こども習字など。
  • 大人向けカルチャー:サックス講座、ハワイアンキルト、語学講座(英会話・韓国語等)、ボイストレーニング・コーラス講座、日本画、フラワーアレンジメント、整理収納講座など。
  • 単発・ワークショップ型講座:受講者ニーズに合わせたクラフト・アート系等の単発体験型プログラムを展開。

5. その他の自主サービス・付帯事業

  • はりきゅうマッサージ室・ボディーケアルーム:国家資格者による鍼灸マッサージのほか、コンディショニング等のボディケアを提供する専用スペースを常設。
  • 通信環境整備:館内主要エリアにおいて、来館者向けの無料公衆無線LAN(Wi-Fi)スポットを整備。
  • 地域連携・敷地協力:敷地内の緑地「林浴の庭」等を活用した地域イベント(竹灯籠まつり等)への会場提供や、地元商店街・地域イベントへの協賛・協力。
  • 過去に展開された付帯事業(現在は終了):
    • ネイルスタジオ(Mii Nail Studio):館内店舗スペースにて展開されていたが、令和6年3月12日をもって営業終了。

【制度的・経営的考察】(分析・解釈)

  • 事業主体としての転換:
    地方自治法改正前の管理委託期(平成10〜15年度)における施設管理は「窓口受付と利用許可(場所貸し)」が中心であり、教室等による収入は年間約1,500万〜2,300万円規模にとどまっていました。指定管理者制度の導入後は、自ら指導者を配置・確保してプログラムを組成する「事業主体」へと移行したことで、教室事業収入は年間約1.5億〜1.8億円規模へ拡大しました。

  • プロスポーツ連携と付帯サービスの選別:
    B.LEAGUE所属クラブと連携した定期スクールや鍼灸マッサージ室の常設などは、民間アライアンスを活用した付加価値向上の事例といえます。一方で、ネイルスタジオのように事業計画段階から導入されつつも利用実績等により撤退・終了に至った事例も存在し、公の施設における付帯事業の採算性と需要選別の実態を示しています。

  • 公共利用と事業性の共存:
    一般個人利用料や駐車場収入の規模が長期にわたり安定推移していることから、これら多彩な自主事業の展開は一般公共利用の枠を圧迫することなく、空き時間帯や付帯空間の稼働率向上によって自主財源を創出してきたプロセスを示しています。


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