横浜国際プール 当日の経緯(森田 一人語り)— 文字起こし修正版

森田による当日の経緯の確認・記録


冒頭注記(修正・不確実箇所)

確度の高い修正

  • 北山駅 → 北山田駅/「迎えまで」→「向かうまで」
  • 押し合って → 落ち合って
  • フィール → プール
  • 自覚障害者 → 視覚障害者
  • 分かりますました → 分かりました
  • だんだん縁にかかって → エンジンがかかって
  • 森田が仮に読む → 代わりに読む
  • 事故の泳いだ後 → その後の(泳いだ後のインタビュー)
  • りんと → 琳斗

確度中(文脈推定・本文に注記)

  • 50メートルの調水路 → 50メートルのプール(前段の「貯水路」と同じ箇所。原音は表記揺れ)
  • ぐものとしては → 個人としては
  • 自然の観察記録 → 自分の観察記録

数値の確定

  • 遊泳・滞在時間は 2時間(原音「1時間」を修正)。他の録音(ココス版・直後インタビュー)の「2時間枠/時間ギリギリまで」と一致。

固有名詞・フレーム語(原文どおり保持)

傷/愛着、ジャーマンドッグ、セブンティーンアイス、森の回廊

補足

弱視・視覚障害・ディスレクシア・麻痺に触れる箇所は、経緯の事実として記載どおり残しています。


本文

テスト、テスト。ただいまマイクのテスト中。大丈夫そうですね。

えーと、まず北山田駅に向かうまでのエピソードを録音しておきます。鴨下琳斗さんとは横浜駅で待ち合わせをしました。横浜駅のコンコースにあるドトールの前で落ち合って。昼ご飯を食べてからプールに向かうということだったので、そこで食事を取るつもりだったんだけれど、鴨下さんは何もいらない、飲み物だけでいいということで、アイスコーヒーを注文し。えーと、森田は、えーとあれだ、ジャーマンドッグとホットコーヒーを頼みました。ジャーマンドッグはロングタイプのソーセージので、期間限定で提供していて、「ロングジャーマンドッグ」だったかな、というのをやっていたので、店員さんがそれをお勧めだというので、それにして、半分に切ってもらいました。

で、そこで少し世間話をして、鴨下さんの案内で横浜国際プールに向かったんですけれど、駅の中で迷ってしまい、地下鉄に乗れなくなったので、一旦元に戻って。森田は弱視なのですが、視覚障害者なのですが、視覚障害者の森田が案内して地下鉄に乗ることができました。乗り換えは鴨下さんが案内してくれたんですけれど。

えーとそれで北山田駅に着き、そして北山田駅から横浜国際プールへ行き、階段の段数などを数え、入り口がよくわからなくて、あちこちを見て回り、結果的に敷地をぐるっと1周することになったんですが、それによっていろいろわかったこともたくさんあり。森の回廊でインタビューをすることになる前に、一旦エントランスから受付に行って、どういう風に利用することができるのかの説明を受けました。そこでは、付き添いの人は半袖半ズボンでなければいけないことや、付き添いも可能だっていうことや、障害者半額だっていうことで、2人分払っても700円。2時間700円ととても安い料金でプールが利用できるということが分かりました。

一旦外へ出て……外へ出る前に、いろいろエントランス内のソファーなども調べたんですけれども、とても静かなので、そこでインタビューをするのはちょっとはばかられたので、外へ出て、セミが鳴いている森の回廊の木陰でインタビューをしました。

インタビューする際に、事前情報を入れるかどうかっていう問題があって、それで、まず最初の事前インタビューの後に、本人の希望で一応ざっくりとした状況についての説明をしました。えっと、そうだな、傷と愛着について両方説明したかもしれないですね。これはインタビューの録音の文字起こしを見てみればはっきりとわかると思います。それによって彼は……なんで録音が止まったんだろう。今回の場合ちょっとわからないんですけど、録音が今止まってしまいました。この辺がね、不安定ですね。

まあそれはそれとして。それでインタビューをして、彼はその時に確か、「1年中プールでいいのに」と話しました。泳ぐ人からすると、深いプール、50メートルのプール、そして1年間いつでも泳げる環境っていうのが、彼にとっては一番望ましいということでした。ですので、そもそも開館当時から続けている床転換、冬は体育館として使うということも、鴨下さんとしてはなくて良いと、個人としてはそう考えているということでした。また、大会などには全く興味がなく、そこで競い合ったりすることにも興味がなく、なので、その、自分の……なんて言うんですかね、青春、何かを勝ち得たりとか、仲間との思い出とか、そういったものも彼自身は求めていないということも、事前のインタビューでわかりました。

で、泳いでいる間は、まあ最初は辛かったけど、だんだんエンジンがかかってくる、というのは自分の観察記録でメモしてあったと思うんですけれども。まあそういう感じで、彼はディスレクシアなので、プール内の表示・案内が読めないっていうのがあり、それを私が代わりに読む、森田が代わりに読むということはありました。それによっていろいろやり方を変えたりはしましたが、基本的には水に入ってしまえば自由に泳ぐことができる。ただ麻痺があるので、プールサイド、飛び込み台側から上がることはちょっと難しかったということですね。で、そのための、コースによってはしごがかけられている「ゆっくりコース」というのがありまして、そこから上がれば問題はないということも、後半になってわかりました。

で、ただ延々と泳ぎ続けることができる状態に体が温まってきたんですけれど、時間のこともあったので、ご本人に確認して、「もっと泳ぎますか」ということを聞いたんですけれども、そこで2時間でとりあえず打ち切って。そこからエントランスの、エントランスロビーでセブンティーンアイスの自販機でアイスを買って。まあ、その後の、泳いだ後のインタビューはココスで、っていう流れになっています。


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