横浜国際プール再整備事業計画(素案)市民意見募集の経緯

横浜国際プール再整備事業計画(素案)市民意見募集の経緯

横浜市が実施した「横浜国際プール再整備事業計画(素案)」に対する市民意見募集について、公表資料に基づき時系列でまとめたものです。


募集に至るまでの背景

  • 1998年(平成10年)7月 横浜国際プール開館。市民の健康増進から国際大会の開催・観戦までを想定した総合的な室内水泳競技場として整備。
  • 2021年度(令和3年度) 包括外部監査。メインアリーナを夏はプール・冬はスポーツフロアとして使う運営方法(床転換)について、転換費用(年約5,100万円※令和2年度実績)と休館期間の経済性が課題として示される。あわせて特定天井脱落対策工事の必要や設備の老朽化も背景に。
  • 2022年(令和4年)9〜10月/令和5年7〜9月 民間事業者へのサウンディング調査を計2回実施。
  • 2022年1月〜素案公表まで 神奈川県水泳連盟・横浜水泳協会と計8回の意見交換。

この検討を経て、「床転換の継続」「通年プール化」「通年スポーツフロア化」の3手法を比較し、「通年スポーツフロア化」を素案に反映。

意見募集の経緯

  • 2024年6月3日 市会委員会で再整備事業計画(素案)を公表。
  • 6月21日 意見募集の記者発表。
  • 6月24日〜7月31日 市民意見募集(38日間)。応募方法はインターネット入力フォーム、概要版添付のはがき、FAX、電子メール。
  • 6月30日付 パラ水泳4団体が陳情。7月14日に4団体・神奈川県水泳連盟と意見交換。この時期、水泳関係団体による存続要望・署名の動きも。
  • 9月18日 一部速報を公表。意見通数3,208通・意見総数7,434件。うちメインアリーナへの意見が示されたのは2,959通。この時点の集計では「明確な表明が無かったもの」は249。
  • 11月14日 市民意見募集の結果を公表。いただいた意見一つひとつに市の考え方を付してホームページで公表。メインアリーナへの意見は2,989通。この公表にあわせて速報の集計を再精査(市は「第三者による検証」と説明)。「明確な表明が無かったもの」が249→219となり、立場別の集計も見直された(総数3,208通は不変)。速報値は括弧書きで併記された。
  • 11月27日 水泳6団体がメインプールの継続利用を求める陳情。
  • 2025年3月3日 いただいた意見と市の考え方の一覧をホームページに掲載(計3,099件。市内2,675/市外・居住地不明424)。
  • 3月3日 「横浜国際プール再整備事業計画」を策定・公表。あわせて居住地の集計を再精査し、「居住地不明」としていた5通を「市内在住」へ再分類(床転換継続3・通年プール化2)したことを公表。総数3,208通は不変。計画内容は素案から、サブプール観客席の約700席への増設(素案では約500席)、25m×5レーンの練習用プールの新設、北山田駅からの斜行モノレール整備などを追加。今後はPFIによる事業実施に向けた手続きへ。

意見の内訳(3月・計画公表時点)

メインアリーナへの意見の内訳(市の集計)。

分類 市内 市外 居住地不明 全体
通年スポーツフロア化に理解 1,630 79 5 1,714
床転換の継続を求める 810 273 19 1,102
通年プール化を求める 141 32 0 173
明確な表明が無かったもの 167 51 1 219
合計 2,748 435 25 3,208

分類は市が行ったもの。市内在住で立場の示された意見のうち、通年スポーツフロア化に理解を示す意見が63.1%。


出典・作成方針

出典は横浜市の記者発表および公表資料(2024年9月18日 一部速報、11月14日 結果公表、2025年3月3日 事業計画策定発表、意見一覧PDF ほか)。日付・数値は公表資料に基づいて記載し、評価や意図の解釈は加えていません。本文中の市による集計の再精査(9月→11月の見直し、3月の居住地5通の再分類)は、いずれも市が公表資料に理由を記載しています。なお「第三者による検証」の主体は、公表資料には明記がありません。


(注記)この記録の作成過程について

本記録は、市の複数の公表資料を段階的に照合して作成しました。参照した資料が増えるにつれ、作成側の数値の把握も次のように更新されています。読者が本文の事実関係と混同しないよう、作成上の変遷はここにまとめます。

  • 当初は速報値と掲載件数(3,099件)を同じ土台と扱い、差の解釈を誤っていましたが、両者は「白紙回答を含む集計(3,208)」と「本文のある掲載一覧(3,099)」という別の数え方であると確認しました。
  • 集計の再精査が「いつ・どの段階で行われたか」は、11月14日の結果公表資料を入手して初めて確定しました(9月→11月で反映済み)。
  • これらは市の集計の変更ではなく、あくまで作成側の理解の更新です。最終的な数値・日付は、上記「出典」の公表資料に一致しています。

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